EYSCへの転職は難しい?中途採用の難易度と転職を成功させるためのポイントを解説
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)は、「世界4大監査法人(BIG4)」の一角を占める総合コンサルティング会社です。
EYSCでは継続的なビジネスの成長のため、新卒採用だけでなく中途採用も積極的に行っています。しかし、中途採用ではコンサル経験者の応募も多く、転職難易度が高いことでも知られています。
今回は、EYSCの中途採用の難易度が高い理由や、職種別の転職難易度、選考の傾向、さらに転職を成功させるためのポイントなど、EYSCへの転職を検討している方必見の情報を詳しく紹介します。
目次
1. EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の中途採用の選考と対策
外資系コンサルティングファームであるEYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の中途採用では、コンサルタントとしての実務経験に加えて専門性の高いスキルが求められることがあります。
EYSCに限らず、新卒採用よりも中途採用のハードルは高い傾向がありますが、特にEYSCのような大手コンサルティンググループでは、即戦力としてすぐに活躍できる人材が求められるため、中途採用の難易度はさらに高くなると言えるでしょう。
それではEYの選考の特徴と対策を見ていきましょう。
1-1. 業界知識と各部門への理解
応募企業と応募する部門への理解は必須です。
EYSCの中途採用においては、企業への理解に加えてBIG4各社を含むコンサルティング業界全体への理解も必要となるでしょう。
また、EYSCに限らずBIG4では幅広い業界のクライアントに対応しているため、業界別の部門に分けられています。そのため、自身の経験やスキルと親和性の高い部門を探る必要があります。
[myasp_nonmember]
[/myasp_nonmember][myasp_ismember]1-2. 書類選考
選考ではまず履歴書と職務経歴書による書類選考が行われます。書類選考に通過しないと面接には進めないため、応募書類の完成度は非常に重要です。多数の応募者の中から選ばれるには、「この人に会って話してみたい」と思わせる内容に仕上げる必要があります。
<対策ポイント>
●自己分析を丁寧に行う
採用担当者は、応募者の「志望の理由」「入社後の活躍イメージ」「実現したいキャリア」などを重視します。自分の強み・弱み、価値観を深く理解しておくことで、説得力のある志望動機やキャリアビジョンを提示できます。
●EYSCの企業理念や戦略を理解する
EYSCでは「Connected(つながり)」という戦略を軸に、グローバルな連携による価値提供を目指しています。こうした戦略や理念に共感し、自分の経験やスキルとどう結びつくかを説明できると高評価につながります。
●企業・業界研究を徹底する
EYSCに限らず、他のBIG4や戦略系ファームとの違いを理解し、なぜEYSCを選んだのかを明確に伝えることが重要です。企業研究を通じて、自分がどのように貢献できるかを具体的に示しましょう。
1-3. 面接・ケース面接
書類選考を通過すると、複数回の面接が行われます。EYSCの中途採用では、一般的に1次、2次、最終の3段階の面接が実施されます。特に難関とされているのが、1次・2次面接で実施される「ケース面接」です。
ケース面接では、「なぜ転職するのか」「なぜEYSCか」といった基本的な質問に加え、与えられたビジネス課題に対して論理的に解決策を導き出す力が問われます。戦略的思考やフレームワークの活用力が試されるため、事前の準備なしでは通過は難しいと言われています。
<対策ポイント>
●フェルミ推定の練習をする
EYSCの面接では、フェルミ推定(短時間で数量や規模を論理的に推測する手法)の課題が出されます。たとえば「日本の歯医者の市場規模を推定せよ」といった問題に対し、筋道を立てて回答する練習をしておくとよいでしょう。
●ケース問題対策本だけでなく模擬面接を活用する
書籍での学習だけではなく、実践的なトレーニングとして模擬面接を活用することが効果的です。コンサル業界に特化した転職エージェントでは、ケース面接対策のサポートを提供しているところもあるため、積極的に利用しましょう。
2.募集職種の概要と転職難易度の傾向

それではEYSCの中途採用における転職難易度と職種別の業務内表、求められるスキルについてご紹介します。
| 職種名 | 主な業務内容 | 求められる経験・スキル | 難易度の傾向 |
| ビジネスコンサルティング | 業務改革、戦略実行支援、DX推進等の包括的なコンサルティングを実施 | コンサルティング・業界経験、英語力、プロジェクトマネジメント経験など | ★★★ 中〜高難度(専門性と経験が必要) |
| テクノロジーコンサルティング | IT戦略立案、システム導入、ERP活用などのIT・DX支援 | IT戦略、PM・リーダー経験、先進技術の理解、DX戦略・データ分析の知見など | ★★★ 中〜高難度(IT専門性が求められる) |
| EYパルテノン(戦略系) | 企業戦略立案、新規事業開発、M&A支援 | 戦略コンサル・事業改革経験、英語力、分析スキル | ★★★★ 高難度(最も難易度が高いと言われる戦略部門) |
| トランザクション&コーポレートファイナンス | M&Aにおける財務デューデリジェンス、アドバイザリー業務全般の支援 | 財務分析力、会計・M&A経験、公認会計士などの資格 | ★★★★ 高難度(高度な専門知識が必要) |
| ピープル・アドバイザリー・サービス | 組織変革、人材戦略、人材マネジメント支援 | 税務知識、税務・監査業務経験、税理士資格など | ★★★ 中難度(税務の知識が活かせる) |
3. EYSCが転職者に求める人材像とは?

EYSCでは、「求める人物像」として下記のように示しています。
3-1. 高いEQ(心の知能指数)を持ち、クライアントに寄り添える人物
EYSCでは、単に課題を解決するだけでなく、経営者と同じ目線で物事を捉え、クライアントに深く共感しながら支援できる人物が評価されます。豊かな社会経験やコンサル実績に加えて、人間としての誠実さや信頼性が選考の大きなポイントとなります。
3-2. 人と人、組織と組織をつなぐ関心と行動力をもつ人物
EYグループが掲げるパーパス「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」の実現に向けて、人や組織を結びつけ、信頼を築く力が重要視されています。特に、変化の激しい現代社会においては、さまざまなステークホルダーと連携し、長期的な価値を共に創出していける人物が求められています。
EYSCでは、社会課題への関心、好奇心の旺盛さ、そしてイノベーションへの意欲をもつ人材を高く評価しています。監査・税務・コンサルティングといった専門分野の垣根を超えて、多様な視点で「より良い社会」の実現に貢献できる人が、今後ますます活躍できるでしょう。
4.EYSCに向いている人とは?
EYSCで活躍するためには、特定のスキルや経験だけでなく、柔軟な思考や高い向上心が求められます。以下のような特徴を持つ方は、EYSCでの仕事に特に向いていると言えるでしょう。
■EYSCに向いている人の特徴
- グローバルな視点を持ち、多様な価値観を受け入れられる人
- 自分だけのキャリアパスを築いていきたい人
- 論理的思考力に自信がある人
- 新しいことへの知的好奇心が旺盛な人
- 優秀な仲間と切磋琢磨しながら成長したい人
- チームで成果を出すためのコミュニケーション力がある人
EYSCは、日本国内の企業はもちろん、外資系企業やグローバル企業まで、幅広いクライアントを支援しています。そのため、一つの価値観にとらわれず、多様な考え方を受け入れ、柔軟に対応できる人は大きな強みとなります。
また、実際のコンサルティング業務はチームで進めることが多く、相手の意図をくみ取り、建設的に議論できるコミュニケーション力が欠かせません。
さらに、EYSCにはさまざまな専門性を持ったプロフェッショナルが在籍しており、刺激的な環境の中で成長できるチャンスが広がっています。「確実にスキルアップしたい」「長期的にキャリアを形成したい」と考えている方にとって、EYSCは理想的なステージとなるでしょう。
5.EYSEYSC中途採用の年収・待遇情報
EYへの転職を希望する人にとっては、入社後の年収や福利厚生も気になるところです。転職希望者の中にはコンサル業界の待遇について不安のある方もいるようです。ここではEY入社後の待遇について解説します。
5-1. 想定年収レンジ
年収レンジは個人によっても変わりますが、OpenWorkが公開している506人の正社員の年収データによると平均額は次のようになっています。
・コンサルタント(1~3年目) :898万円
・シニアコンサルタント(4~7年目):940万円
・マネージャー(6~10年目):1,236万円
コンサルタントに関しては450万円から2700万円と個人によって開きがあるようです。
マネージャー・ディレクター以上のパートナーになると実力次第で2,500万円を超えることもあり、業務全体の責任を負うポジションに就くほど収入は高くなります。
5-2. 昇給・昇格のスピード感
次にEYでのキャリアパスと業務内容、昇格にかかる年数はおおよそ次のようになっています。
| 職種 | 担当業務 | 年数 |
| コンサルタント/シニアコンサルタント | ・担当業務のサブチームのリード・高品質なアウトプット・クライアントやメンバーとの連携 | 1年目~7年目 |
| マネージャー/シニアマネージャー/ディレクター | ・プロジェクトの全体統括・サービスの品質管理・若手の育成 | 6年目~10年目 |
| パートナー/アソシエイトパートナー | ・チームの育成・組織収益責任・最終責任者 | 10年目~ |
コンサルタントとして入社後、早ければ6年目にはマネージャーに昇格し、プロジェクト全体を統括するポジションに就くことも可能です。
5-3. 福利厚生・柔軟な働き方
次に、EYの福利厚生と働き方について、東京勤務のコンサルタント職の場合を例としてご紹介します。
EYでは心身の健康やライフステージに応じた支援するための福利厚生が整っています。
健康保険、企業年金(401K)、総合福祉団体保険に加え、以下のような制度があり、仕事と生活の両立を支える制度も充実しています。
- 総合福祉団体定期保険
- メンタルサポートサービス
- 医療相談サービス
- 企業型確定拠出年金(401K)
- ベビーシッター補助制度
など
また、休暇制度は初年度年15日の年次有給に加え、慶弔・看護・産前産後など多様な休暇が取得可能。業務都合によりフレックスタイムが適用されるなど、柔軟な働き方ができるようになっています。
まとめ
EYSCの中途採用は一般的に難易度が高いことで知られています。
難易度は募集職種によっても異なりますが、グローバルな視野を持ち、論理的思考力が高く知的好奇心が旺盛な人が求められます。また、基本的にはコンサル経験や英語力が求められることが多いようです。
EYSCへの転職成功率を高めるためには、自己分析や企業研究を行った上で、志望のきっかけや、入社後に貢献できることなどをしっかりと説明できるように準備することが大切です。
またケース面接対策は重要なポイントとなります。転職支援サービスを活用することにより、コンサル転職特有の面接にも備えることができます。
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